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Re*3:今晩のラジオは、ブルックナーの第八交響曲だった。
記事番号:906
投稿者名:鑑定士
投稿日時:2004/07/11(日) 20:07:29
引用記事:905
つまみ食いフォローしか出来ないのですが。
〉〉7/9に大植英次/大阪フィルでこのブルックナーの第八交響曲(ハース版)を聴いてきたので。
〉〉今日は大阪フィルの創立者、先代音楽監督の朝比奈隆の96回目の生誕の日。
〉
〉この日は3階LEE4で聴いてました。
ということは私の対面ですか…というか来てらしたのですな。
〉直前に当日は朝比奈の誕生日と知って、過激ファンが玉子投げないかと心配(期待?)して
〉臨みましたが、そんなことはなかったですね。満員の聴衆“全員”が、オケに投ずる集中力。
大植さん就任前はネット上でいろいろ危険な発言もあったようですが、
いざ就任すると皆さん宗旨をかえられたのか雲散霧消してしまいました。(笑)
〉総括:朝比奈はオケの音色の中に生きている。
〉 (これは「多分」の世界なのだが、大フィルが朝比奈と演奏するときは、
〉 自主的に指揮者を補って音楽を作る部分がかなりあったと思う)
〉 オケの尽力に目が向く。晩年の朝比奈がアンサンブルをオケに委ねていたのは事実で、
〉 それはすなわちコンマスがブルックナーに理解を示すかどうか、にかかっっていた。
演奏の傷はともかく朝比奈流をわかって自主的にやっていたと思いますよ。
毎回ころころ、練習と本演奏でも変わったらしいテンポによくついていったものです。
まあ指揮者が元からプレイヤーに任せる人だったし、
私の指揮を見るから間違える、なんていう名言の持ち主でしたし。
今回のコンサートマスター氏が最晩年の朝比奈さんの指揮をずっと支えていました。
# その隣は古参のコンマス、その隣の第2ヴァイオリン首席は元コンマスで支えていましたね。
このお二人はもう定年でいらっしゃいません。
他の指揮者が振った時に比べて、コンサートマスター氏の動きが大変に大きく
「がんばってる、がんばってる」なんて見ていたものです。昨日もいつもより動きが大きかったです。
〉 ホールはすごく(笑)小さい。東京文化会館並にデッドな残響。
デッド…かな。延々20年「残響2秒」を謳ってるホール(笑)なんですけれどね。
昔の定期の本拠、フェスティバル・ホールがフライング・ブラヴォーも出ないほど
超デッドなので、随分雑音までよく響くホールだなと認識していました。
〉 もしかして、ザ・シンフォニーホールはブルックナー専用ホールかもしれない(笑)。
〉 天井が一部妙に高いところは、ゴシック教会のように音が天上から降ってくるように
〉 設計したのかもしれない(そうなのかどうかは知らない)。
サントリーと明らかに違うのは音が暖かいことかな…と思いますね。
〉2.大植の指揮
〉 私自身は、そんなことをしなくてもブルックナーは成立する…
〉 受け止めるものではなく、各々が己の心を探るのがこの作曲家に相対する方法だ、
〉 と思っているので…アプローチ自体に共感はしない。
ブルックナーの素材をそのまま使う指揮者と加工したくなる人といる中で確かに後者でした。
尾高、若杉の2人は意外にもというべきか、
大フィルではそれしかないと思ったのか素材系だった記憶があります。
〉 特に第三楽章、山場の徐々に大きくなるコラール、これは、
〉 あまりいいたとえではないが、能楽で俯いていたシテが徐々におもてを上げる、
〉 その感覚を、背中に「ぞくっ」と走るものを感じながら聴いた。
確かに下手すると退屈な第3楽章が最強だったかな、と。
シンバルとトライアングルの一撃までの盛り上がりは良かった。
〉 第四楽章は物語らずとも面白いのだが(笑)、大植としてはアクセル・ブレーキを
〉 踏みたくなるのが人情。やってるやってる、と思いながら聴いていた。
確かにいじってる感ありあり。
〉3.その他もろもろ
〉 終演後の喫茶コーナーでテイクアウトパンと称し、ロールパンを何個かひとまとめ
〉 にして五百円で売っていたのが飛ぶようにはけていた。なんだったのだろう?
わぁはははははははは、ぜぃぜぃ。(抱腹絶倒)
近所(とはいえ隣の尼崎らしい)の店屋が余りもんらしいのを売るんですな(何故かマチネーでも売る)。
能書きの割に美味いとは決して思わへんだから1回しか買うたことがないんやけれど、
これが何故かアホみたいに売れよる、売り切れる。
何でかわからへんけれど、大阪やのぅとは言えますわ。
〉 クロークのお姉さんがやたら(無意味に)愛想がいいことといい、関西的だった。
(バイト)係員の教育が悪いこと(杓子定規振りがすごい)では関西随一らしいですけれどね。
ここより悪いのは神戸のこくさいホールみたいな多目的なところだけで、
クラシック専用ホールでは多分ないんじゃないでしょうか。いずみや京都はもっといいですな。
何はともあれまた来てください。パンを買うのもお忘れなく(爆)。
この記事に関する返答が, 907 に続きます。
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