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Re:小笠原へ行こう(長文)

記事番号:1606
投稿者名:kita
投稿日時:2000/08/12(土) 00:19:40
引用記事:1592
はじめまして。kitaといいます。

〉空港が開港し、定期便が飛ぶようになったら、強い想いを抱かずに小笠原を訪れる
〉観光客が多くなるでしょう。マナーの悪い人が出入りするようになるわけです。
〉強い思い入れがなくても行けるわけですから。

ひょいひょいとノリだけでハハジマメグロを見に行った私が口幅ったいかもしれませんが、
たしかに、気持ちの面から言うと、母島の急坂をオンボロスクーターで群れをなして
登っていく人たちってえのは、想像したくないですね(笑)。


野暮な話になりますが、「そんなことをいいたいんじゃないんだよ」といわれるのを承知で書くと(スミマセン)、
定期航空路が開設されて島が急速に観光化するとは思わんです(すでに父島は十分してます)。
おがさわら丸の月間輸送能力は5,000人、対して30人乗りの飛行艇が一日2往復して
月1,800人。波高が1m以上だったり、うねりがあると離着水するかどうか疑問ですから、
実際の輸送力はもっと低いでしょう。
これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょうが、滞在人口の増加圧自体は
気になるレベルではないと思います。
人の質ですが、屋久島を見ると、2泊3日程度のエコツアーのような形で来る人が多いでしょうから、
それなりの意識は持っている人が多い…と期待したいですね。
というよりも、すでに、自分の行動と周囲の動植物への影響に関心のない来島者が多数派です。
(普通そうなんだけどね)
だから環境保全意識のレベルは、人が増えても大して下がらない(笑)。

問題は人の質より、ごく狭い地域に人が集中する弊害です。
尾瀬も富士山もこのパターンですが、たとえば縄文杉も周囲が踏み固められたり、
道がついた結果土が流失したりで難儀しているように、
「質の高い人々がひきもきらず名所にお参りする」ほうが心配です。
自分で「探検」することをお勧めしたいのですが…(上に書いたことと矛盾しますね)

ごみについては…4,5個ひょいひょいと拾って帰る豪気?な人が2割くらいいればいいですね。
それよりも釣り人の方に、テグスをなんとかして頂きたい。

〉わけですが、住んでいる人からみれば、そうもいかないわけですよね。難しい所
〉です。

離島こそ、飛行機が必要だと思います。自衛隊を呼ぶ前に、自分で本土の病院に入れるし。
手紙も、新聞も、願書も、本土並みの速さで着くし。
兄島案も陸棲貝類(カタツムリ)で消え、父島は山を削らなきゃ駄目(土の捨て場がない)で、
もめてますが、飛行艇が就航すれば、運動は少なくとも一時沈静化するでしょう。
どのみち航空路開設の要望はなくならないのですから、飛行艇という形で実現してくれれば
私としては嬉しいです。

〉だからこそ、「船でないと行けないうちに」行っておきたいと思っています。
〉問題は時間がいつできるか?という事ですが…(^^;
〉11月くらいに行きたいなぁ〜と思っているんですけど…誰か一緒に行く人いない
〉かなぁ(いないよな)

そういやそろそろ正月便の切符を売り出す時期でしたっけ。うろおぼえですが。
航空路のほうは、運輸省が素直にうんと言えば、来年8月就航です。


参考までに、WWF(世界自然保護基金)のいろいろを貼っておきます。
最近のプレスリリース
http://wwfjapan.aaapc.co.jp/Press/PTop2000.htm
活動内容
http://wwfjapan.aaapc.co.jp/Map.HTM
活動理念
http://wwfjapan.aaapc.co.jp/WwfToha/Top.HTM
#ロビー活動を中心とする団体ですが、何もしないよりはマシなので少し金を出してます。

では。


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