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脱線しますが

記事番号:361
投稿者名:kita
投稿日時:2000/06/10(土) 23:13:54
引用記事:348
内容的には別のことをかいてしまいますが…

『幻影夢想』『翼を持つ者』『フルーツバスケット』、つらいな、と読むたびに
思うので、結果的に目を通す回数は少なくなるのですが、
漫画を描き続けることでこれほど変わった人はそう多くない、と思います。
「漫画を描くことは排泄作業と同じで、別に出したくはないが出さないと死ぬ」
と言った漫画家がいますが、この人にそういう面を感じます。

『幻影夢想』一巻の描き下ろし『希求』。
たった4ページですが、上記3作品はとどのつまりこれのバリエーションなんです。
でも、一つの作品を描き終え、次の作品に移るたび、描き手の考え方─
「でも、だからこそ…」私はこう思う─が変わっていくのがわかります。
逆に言えば、今の作品は過去の作品がなければ生まれてこなかったものです。

たまたま、世間の癒し系の時流と方向が一致した結果が現在の状況ですが、
私にとっては、今でも(多分これからも)、高屋奈月=『希求』を描いた人、です。
(いくつかの言葉に打ちのめされました)

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