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ハウルの動く城
記事番号：992
投稿者名：kita
投稿日時：2005/04/07(木) 01:04:58
とは全く関係ないのですが、チームメンバーが根こそぎ動員され、１年半かかったプロジェクトが
立ち上げを迎えております。私ゃポンコツなので意図的に無理やり強引に距離を置いていますが、
先月から神経戦です(笑)。さすがに時速３００�劼覗�れ、とは言われませんが…
ということで、今日は処理切換待機時間を有効活用して？二度目の『ハウルの動く城』を見ました。
仕事場に戻ったら伝言メモが残っており、それを見て上司に電話したら一言「携帯持たんかい！」
…待機時間なんだからナニをしてもええやんか（ナニって何ですか？)。どのみち残業つけへんし。
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時間を置いて二度みなければ、この映画の面白さを把握できません。
ここを見る人はおおむね宮崎駿がダイキライだと勝手に決めますが(笑)、
宮崎はうまいこと抜け道を見つけたものです。
人間の微妙な心理は…たとえば『ローレライ』の山場における艦長と副長のそれは…
どうしてもアニメーションの表現範囲では再現不可能なのですが、
「（目に見える）年齢」を使うことによってこれを解決しています。
その年齢は、
・相手との「距離」
・相手を想う「強さ」
・気持ちの「たかぶり」
この３つの要素の掛け算で決められています。
そういう仮説を持って本日二度目の鑑賞に臨んだのですが、おおむね合致しました。
まあ、そういうリクツはどうでもいいです。見て気持ちよくなれればそれでいい映画です。
筋立て自体はエンターテインメントで、「マダムとツバメ」「純愛一目惚れ」の組み合わせ。
これは基本的に女性のための作品でしょう。「男性が提供する」というただし書きつきですが。
※オペラ「ばらの騎士」をとことん生臭くしたらこうなるでしょう
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宮崎は『空』を表現したい人間だ、とヒコーキ好きの俺は思う。
それは宇宙でもなく海でもなく、呼吸できる大気がある世界。
その範囲内でもこれだけのバリエーションがあるのだよ、と毎回突きつけられる。
今回の『空』は南フランスだろうか。厳しいが根本は伸びやかな大気はアルプスではない。南ドイツでもない。
もひとつついでに言うなら、冒頭の空中歩行は熱気球そのままです。
あれは風に乗って動くので、基本的に無音です。従って下界の物音はよく聞こえるでしょう。
（などと知ったふうなことは言えません。北は中標津<--->南は佐賀で競技会を四、五回見ただけ）
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