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補足というか蛇足というか

記事番号:55
投稿者名:kita
投稿日時:2000/07/26(水) 23:23:00
引用記事:54
あくまでもおたくとマニアの境界について。

「おたく」に紐付くのは「対象」か? 「人(の資質)」か?

文脈通りに読むと「ヤマトおたく」が定義できなくなるのは、
対象が人の資質に優先し、おたくであることを決定づける、と読めるように書いてあるからで、
(このようにあいまいな展開だから、斜め読みして牽強付会したのですが)
この本のタイトルが精神分析であることからも、
ここはやはり「人(の資質)」がおたくであることを決定づける、と前提を置く方が
著者の意図に沿っているでしょう。

ということで、私が読むと、
萌える要素を持たないAにのめり込んでいる某が、別のBに萌えることができる、
又は潜在能力を持っているなら、その人はおたく(となりえる人)である。
となります。
どこで線引きするか、具体的なレベルまで落としていくと破綻しそうなので(笑)やめますが、
実際に萌えているか否か、というのはその次にくる定義だという気がします。

ただし、この要素は「オタク」を考える際、重要です。この点、著者の着目は正鵠を得ています。

最後に。
「マニアは『世界観』という言葉を使わない」。
自分が「○○の世界」を観て取れる、とういう発想も、能力も、マニアにはありません。
参考:’75年頃から’90年代初頭にかけての、
模型雑誌「Hobby Japan」と「Model Art」の比較。
ポイント:ウォーゲーム、ガンプラ。