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Re:今晩のラジオは、ブルックナーの第八交響曲だった。

記事番号:904
投稿者名:鑑定士
投稿日時:2004/07/10(土) 00:47:24
引用記事:897
超遅いフォローですが、

〉たまたま早く帰ってきて、たまたまラジオをつけたらやっていた。
〉南ドイツのザールブリュッケン放送交響楽団、指揮は「すたにすらふ・すくろばちぇふすきー」

〉この指揮者の表現は「普通」から少しズレたところにある。
〉読響との第九交響曲では「世界の全ては意志でコントロールできる」という考え方だったのを
〉第四楽章でやっと補足でき、そこで始めて、それまでの妙なテンポ、息づかいが腑に落ちた
〉とう経験がある。
〉(クラシック音楽の敷居は高い、と言われるのは、この解析をリアルタイムで行わねば、作曲家や
〉演奏家の意図に近づけないところにある)

といった境地には到底達せませんが、
7/9に大植英次/大阪フィルでこのブルックナーの第八交響曲(ハース版)を聴いてきたので。
今日は大阪フィルの創立者、先代音楽監督の朝比奈隆の96回目の生誕の日。
朝比奈隆の武骨で不器用な指揮とは正反対の華麗な響きで、安定感のあるクリアな感じといいますか。
新生2年目の大フィルと大植英次の時代を告げるに象徴的な感じでした。
反面本当の本当に朝比奈さんはもう聴けへんのやね、という寂寥感も。
ホール全体に包まれる様な音を出せる、
人格とホールが共鳴する指揮者はあとにもさきにも朝比奈隆ただ一人だったのだな、と。

ちなみに4月のNHK交響楽団の京都公演でスタニスラフ・スクロヴァチェフスキーの
ベートーヴェンを聴いてきました。この人は作曲家でもあり現代音楽にも定評のある人で
その傾向が爆発したヴァイオリン協奏曲と、激速の交響曲第5番もなかなか楽しかったです。

この記事に関する返答が, 905 に続きます。
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