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最後に
記事番号:1501
投稿者名:kita
投稿日時:2002/05/25(土) 22:39:12
引用記事:1493
終わった話ですが、最後に。
まず、(なんだかいつも謝ってますが)やっぱり表現が過激なのか、
読んだ人を刺激してしまったようです。申し訳ありません。
生物一般に関する私の書き込みは、これまでも、これからも、100%皮肉がベースです。
だから真正面から受け止めないでくださいね。
何で皮肉かというと、私は自分の体験をベースに話をすることしか出来ないので、
理屈に汎用性がないのを知ってるからです。
さて、今回は皮肉抜きで三題噺。
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・命の尊さ
ってえのを重さ軽さのモノサシではかると泥沼です。私は「近い、遠い」ではかります。自分を中心にした同心円で。
もっと抽象的だけど、より感覚的モノサシを持っていたのが星野道夫で、丹念に言葉を追っていくと、
いつか腑に落ちる瞬間が来ます。
(『イニュニック』はやや理念寄りなので、私自身のためには写真集+『旅をする木』の組み合わせを採ります。
本の一編を読み終えた後、写真に戻る、その繰り返しで進んでいきました)
同心円といってもその位置は惑星の運行の如く遠日点、近日点があります。
それが突然現れるのが、計算により予測を立てられる部分が大きい天文と違うところです。
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・真実ということ
そんなモノは存在しないのですが(笑)、太平洋戦争も末期の、子供とばあさまの話。
子供「肉を切らせて骨を絶つ、本土決戦に持ち込めば必ず日本は勝つ」
ばあさま「敵さんがのうのうと頭の上を飛んどるに、何の、勝てるか」
…これは『暮らしの手帖』という大昔の雑誌に載っていた一文ですが、
単純に考えて”おかしい”と思う理屈には、どこかしら無理があります。
理念を知らないが故に発せられる単純な質問に窮する、そんな理屈は、モノになりませんね。
私はたまに仕事先で、わざと子供っぽい質問をして相手の対応を見て、黙殺するようならそのプランを
見放します。それは「指摘した部分はウソが混じってるので返答できない」ということですから。
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・肉体に対する東洋と西洋の感覚
『遊星からの物体X』を初めて見た時、例のカニシーンで笑いだしてしまいました。
そうすること以外、反応のしようがなかったです。
「供養」という概念を持ち出すのが、今の私には一番手っとり早いのですが、
肉体(特に死んだそれ)に対する感覚が、洋の東西では決定的に違うような気がします。
(南米先住民はどうなんだ…ってのは、ナシ(笑))
これは余談です。
明治大学の刑法博物館でやったドイツ中世の拷問道具展※をタールの臭いに吐きそうになりつつ見ましたが、
その手法は合理的にヒトの生理的・心理的ポイントを押さえていました。
中国などの大陸はどうか知りませんが、日本よりは理詰めでした。
もう、すでにそういう地点から、感覚が相入れないのかもしれません。
※ヒトはヒトに対してどこまで冷ややかになれるか、を知りたくて、こういう催しに行きます
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これら三点を立ち位置にして鯨類に関する話題を観察すると、なんだかもう皮肉しか出てきませんね。
お目汚し失礼。では。
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