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うーん、そうか。
記事番号:829
投稿者名:kita
投稿日時:1999/09/16(木) 22:26:42
引用記事:827
まあ、私も教義は知らんのであまり細かいことは書けませんが、遠藤周作『イエスの生涯』を
思い出しながら考えてみたのです、この作品の人物たち。
人生に絶望した老人がつぶやく。「私はもう何の役にも立ちません」。
すると神父が答える。「そんなことはない。
あなたは食事を運んでくれる人に微笑むことができる。その微笑で、その人がその日の仕事を
気持ちよく成し遂げられるなら、あなたは役に立っているんだ」。
・・・・・・
「人間一人一人の役目は、世界が無意味でないことを証してみせることにある」。
これはある書評の抜粋ですが、教義というのは、このような思想を裏打ちするためにあると
思うんですね、私は。・・・ちょっとずれた反応ですね(苦笑)。
アベ・ピエール『遺言…苦しむ人々とともに』人文書院