【 SALON★DE★FUMICA(岡野史佳BBS) 】 | fumica.com - communication space |
マキさんへ こんにちは。おおいしです。yamazakuraさんを経由して画像を拝見いたしました。 申し訳ないのですが、ずばりこれ!という結論にはたどり着いていません。代わりに、読みとれ た事柄をお伝えしておきます。 まず画像についてですが、この絵を描ける人はそうそういるものではありません。岡野史佳先生 が描かれたものである可能性が極めて高いです。 別な時期に描かれた絵なのかとも考えたのですが、いくつかの特徴からして時期が絞られていき ます。 1)瞳の中の星 輪郭線がはっきりしており、1996年から1999年にかけての傾向が反映されている。 2)下唇の形状 肉厚であり、『薔薇科少年』(1998年)や『オリジナル・シン(2)』(1999年)との類 似性を持っている。 3)コントラスト 『オリジナル・シン(1)』『同(2)』のように、透明度の低い濃い色の配色が見られ る。 4)頬の赤み ほほに濃いめの朱を置くのは『手のひらに星(1)』(2000年)の前後で見られる。 このように、1990年代後半には絵柄を少しずつ変えています。お送りいただいた写真からは、 1997年の後半から1999年頃にかけての画風ではないかということが言えるでしょう。『宙の約 束』は、1998年暮れから翌99年初頭にかけての作品なので、時期的に一致します。 これらをなぞりながら真似をして描くのは、かなり困難です(そんな人がいたら、是非お近づき になりたい)。画像が小さくて読みとりにくいのですが、“OKANO FUMIKA”の文字が埋め込まれ ているのでしたら加工が必要ですから、個人が手軽に制作できるような代物ではなくなります。 また裏面に記載されていた情報から、NTTが東西に分割した1999年7月よりも前に製造された ものであることもわかりました。 マキさんのお話を総合すると、これは白泉社が制作したものであろうと考えるのが最も自然です。 編集者の方がわからないとの回答をされていることが引っかかりますが、詳しい事情を知る人物 は異動して他の部署にいるのかも。 公式な読者プレゼントとしてではなく、アンケート等に対する謝礼として用意したものとかね。 (あいにく後編掲載号を所持していないので断言はできませんけれど)。 私も、マイちゃんテレカ欲しい・・・