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一番乗りですね

記事番号:1481
投稿者名:kita
投稿日時:2000/07/25(火) 23:52:27
引用記事:1466
kitaです。

どうも性格のせいか、かなりカタイ書き方ですし、
イチオシではなく、否定的なものもかなり入っていますので、
他の人は参考にしないでくださいね(反面教師にはなります)。

===================きりとり線===================
[名前] kita
[役割] うーん(思案)…拾得物は即談話室へUP…?
[傾向] 濃い(とされるようです)

【作品部門:長編】

1 「37℃ −ぼくのいちばんすきなもの−」
最初に岡野さんへ手紙を書いたのが、3巻75ページ前後のシーンに対する意見でした。
どうも私、家族という集まりに対していろいろあるようで、2週間ほどかけて何度か書き直し、
なるだけ冷静な形にして出したのですが、食ってかかったことには変わりがない(苦笑)。
それまでは、正直いって、好きな漫画家の一人に過ぎなかったのですが、
大見得切った以上、きちんと読まぬ訳にはいかぬ、ということで、今に至ってます。
きっかけになった作品ということで、1番。

っつうことで、私は、「エピソードに対する描き手の考え方」をずっと読んできたので
(変わってるといえば変わってます)、そのスタンスで以下書いていきます。


2 「地上の星座」
タイトルがすでに、読者へのストレートなメッセージ。
作者の肉声と、ある種の理想…あこがれと言い換えてもいい…が、ところどころに透けて見える作品。
読み終わったあと、作者へ書き送りたいことが次から次へとわいてきました。

3 「オリジナル・シン −原罪−」
苦労してるなあ、とは思うけど、辛口の意見を書きたくなる作品、ということで
挙げました。
神・罪・罰、の扱いについては今回の連載ではっきりしましたが、
この材料、小道具として扱うには重過ぎるシロモノです。

4 「瞳の中の王国」
これも、イルカの扱いについて疑問符?だったので、挙げてます。
心情は経験上、よくわかります。相手と感覚を共有していると感じる、一瞬。
ただ、野生生物との出会いを普通の人より多く体験している人間の目で見ると、
冷徹さを欠いた感情移入ってえのに、違和感をおぼえたことを思い出します。

5 「イリスの卵」
回を追うごとに、ヒコーキが「らしく」なっていくところが、気に入ってます。


【作品部門:短編】

1 「海育ちの風」
岡野史佳を初めて認識した作品。印象は今でもなお、鮮烈です。
見開きいっぱいの、海。色が見えます。

2 「黄金の棲処(コミックス未収録)」
もうすこし練ればもっと良くなった作品、ということで、挙げました。
単に主人公の名前が好みだということもありますが(笑)。

3 「野生生物やヒコーキが出てくる作品」
乱暴なくくりですが、「月齢14.8」「騎士とエンゼル」等々。
もうそれだけで無条件に受容。


【好きなキャラ:男性】

1 「桐原父」
一種、理想です。

2 「佐々木和寿」
純真な日輪子をたぶらかす、悪い奴(笑)。
彼女がどんな言葉を求めているか、よく分かっています。
単に16年先に生まれただけでは、的確なフォローってのは、できないものです。


【好きなキャラ:女性】

1 「青木知也子」
この人の見ているものを、知りたくなります。

2 「伊東日輪子」
かまいたくなります。

3 「麗帆」
…まあ、ね(歯切れの悪さが心境を表してます…)。女傑ですね。


【好きなシーン】

1 「海育ちの風(すべて)」
いまだにこの作品の呪縛から離れられません。

2 「地上の星座/日輪子と和寿の会話シーン」
HOW TO物として…と、斜に構えると誤解を招きますね。
理想のひとつの形です。

===================きりとり線===================





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