【 フリートーク(少女まんが一般) 】 fumica.com - communication space

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Re*5:カレカノ。(Sorry、長文です。)

記事番号:125
投稿者名:さー
投稿日時:1998/10/09(金) 01:04:04
引用記事:124
こんにちは、さーです。
ま、盛り上がってますね。カレカノ。やっぱりこの掲示板だわ。
私も、ちょっと、時間に余裕ができたので、アニメ、ゆっくり見直してみました。

〉〉脚本がギャグを理解しきれてなかったような気が、今はしています。
〉(「表現の差異が指し示すこと」を読む…)
〉なるほど、なるほど。

なるほどなるほど。脚本の問題、おおきいですね。
私が、感じたことは、「プロがプロの仕事をしてくれる、そこにガイナックス作品の
魅力があったのに・・・。」ということです。
むかーし、正月特別企画みたいので、TV役者、浅野ゆう子と石田純一が
「プリティ・ウーマン」の吹き替えをやって、とても聞くにたえないものになってし
まったことがあったのだけど、やっぱり、声優、という仕事は非常にプロフェッショ
ナルな仕事だと思うんです。まず、声が出なくちゃいけないし、感情の起伏の付
け方が、普通の話し方と全く違うし、長いブレスで話さなくちゃいけないし・・・。
舞台が出来る役者さんならともかく、素人の人には荷が勝ちすぎる。完成度の
高いといわれるジブリ作品でも、声優か、実力派の役者以外がメインを務めた
作品は、やはり、完成度は低くなっていると感じます。(と、言うか、ジブリの今の
地位を築いた作品は、やはり実力派の声優、役者が演じてますよね。作品の質
が話題になってから、TVというマスメディアで活躍している人を起用して、作品
の質と引き換えに、新規客層の開拓を狙ったようにかんじてしまう。・・・なんて
言ったら、反論あるかな。)
  今回も、役者の力不足が作品の完成度に大きな影響を与えていると感じます。

津田雅美の作品で、人物の「独白」が大きなウエイトを占めている事を考えると
会話劇よりもさらに役者は演技力を求められるかもしれません。

〉演技、演出に問題があったかなーという気がしていましたが、
〉確信犯なのかしら。

どうでしょう。私も、確信犯とはとらえがたいです。

〉〉確かに、実験的という言葉もあったように、1話は相当手探り感覚
〉〉のようですねえ。
〉1話目が手探り、というのはアニメでは普通のことのように感じてますです。

そうですね。あれほど反響の大きな作品を、ある程度確立させた方法で作った
方達の新作ですから、冒険、や、実験、が、伴うのは必然なのでしょう。

〉ただ、ただ、カレカノなんだよなぁ(^^;

そうなんですよーーー。それなんですよ・・。あの作品は「実験」や「冒険」に使っ
ては欲しくなかった・・・。安売りしすぎだぞ、白泉社!みたいな。・・・ふぅ。ほんっ
と、いい作品なのに・・・。わかってないなぁ。

〉ただ、庵野監督はクセのある作家だから、
〉アニメがコミックスを取り巻く空気に影響を与えてしまいそうで、
〉それがちょっと気になるのかなあ。

非常に同感です。津田さんは自分の目指す所をはっきり抱いている作家さんな
ので、大丈夫だろうと思いますが、作品は作家さん御一人の意のままになるもの
じゃないようですからね。

とにかく、始まったのですから、今後に期待、したいですが。オープニング映像も
まだですしね。(やっぱり、1話は、詰め込みすぎで時間なかったんでしょうかね。
個人的にはラストは、雪野の「とりゃー!」で終わってほしかったです。雪野の独
白無しで。)

あぁ、長文になってしまいました。読んでくれた人、ありがとー。では。

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Re*6:カレカノ。(Sorry、長文です。)

記事番号:126
投稿者名:たてにょん (http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/)
投稿日時:1998/10/13(火) 03:44:43
引用記事:125
どもこんにちは、たてにょんですう。

#ここんとこ忙しくてちと反応遅れました(^^;

〉こんにちは、さーです。
〉ま、盛り上がってますね。カレカノ。やっぱりこの掲示板だわ。

「書きこみ数は少ないけど、内容は濃い」というのを目指したいと思ってるのです
が、なんというか「単に書きこみ数が少ないだけ」にならないようにしないと(^^;

〉なるほどなるほど。脚本の問題、おおきいですね。

大きいですね。すごく。

〉私が、感じたことは、「プロがプロの仕事をしてくれる、そこにガイナックス作品の
〉魅力があったのに・・・。」ということです。

今回、完成度の高さをあえて下げてでも、チャレンジをしているというのはあると
思います。そういった意味では、演出面での庵野色は、実は薄いのではないかと。
現に、絵コンテや演出は、新人さんを積極的に起用しているみたいですし。

庵野っぽさ、というものも、どーも庵野さん以外のスタッフが、庵野さんの演出を
模倣しているだけ、という気がしますね。僕は。

〉むかーし、正月特別企画みたいので、TV役者、浅野ゆう子と石田純一が
〉「プリティ・ウーマン」の吹き替えをやって、とても聞くにたえないものになってし
〉まったことがあったのだけど、やっぱり、声優、という仕事は非常にプロフェッショ
〉ナルな仕事だと思うんです。まず、声が出なくちゃいけないし、感情の起伏の付
〉け方が、普通の話し方と全く違うし、長いブレスで話さなくちゃいけないし・・・。

声優でない人が声優にチャレンジして成功した作品というと、「ナースエンジェル
りりかSOS」とか「こどものおもちゃ」とかが、まず挙げられると思うのですけども
(ああ、どちらも大地作品だ・・・)、これらは、声優さんではないけども、声のプロの
方だったんですよね。「りりか」の麻生さんは、プロの役者さんだし、「こどちゃ」の
小田さんはラジオのDJ。声優としての演技には染まっていないけど、ボイストレー
ニングなどの基礎は出来ていると。

やっぱり、ここまでは出来ていないと、声優さんを違和感なく務めるのは、無理な
のかなあ、と思いました。

〉舞台が出来る役者さんならともかく、素人の人には荷が勝ちすぎる。完成度の
〉高いといわれるジブリ作品でも、声優か、実力派の役者以外がメインを務めた
〉作品は、やはり、完成度は低くなっていると感じます。(と、言うか、ジブリの今の
〉地位を築いた作品は、やはり実力派の声優、役者が演じてますよね。作品の質
〉が話題になってから、TVというマスメディアで活躍している人を起用して、作品
〉の質と引き換えに、新規客層の開拓を狙ったようにかんじてしまう。・・・なんて
〉言ったら、反論あるかな。)

「耳をすませば」のお父さん役をやった立花さんなんかは、その素朴なしゃべりが、
実直さを滲ませていて僕は凄く好きなんですが。きっと、ジブリはそういった効果を
どのキャラクターにおいても狙っているのだと思います。

今の声優さんは、一つの声しか出来ない声優さんが多いけど、かといって声優さん
以外で声の仕事を出来る方は、限られているし、名声を得ている役者さんは、声を
出すという基本的な部分には問題が無いですから。

ただ、かといってキャラクターに合っているかというと、それはそれで別問題ですけ
どね。それでも、やっぱりアニメっぽくない演技がポピュラリティの獲得に一役買った
ことは確かなことと思われます。

〉  今回も、役者の力不足が作品の完成度に大きな影響を与えていると感じます。

でもまあ、成長していくにしたがって独自の色を作品によって獲得していく、という
例もありますから。「赤ずきんチャチャ」の鈴木真仁さんは、最初こそ、すこし役不足
か、という感じもしましたが、キャラクターと共に成長して、最後にはキャラクターと
一体化してましたし。そういった部分で、今回も、まだまだ成長の余地はあるぞ、と
思っています。・・・・・・・・・・・・たぶん(^^;

〉どうでしょう。私も、確信犯とはとらえがたいです。

演技よりも声質を重視したということでしょう。確信犯だと思いますが、ちょっと考えが
浅かったことは確かなように思われます。

〉〉ただ、ただ、カレカノなんだよなぁ(^^;
〉そうなんですよーーー。それなんですよ・・。あの作品は「実験」や「冒険」に使っ
〉ては欲しくなかった・・・。安売りしすぎだぞ、白泉社!みたいな。・・・ふぅ。ほんっ
〉と、いい作品なのに・・・。わかってないなぁ。

1話から3話までを、じっくり作って欲しかった。本当に、カレカノのカレカノ的な部分
は3話までに尽きているし、3話のあの部分で終わってても良かった、というか、それ
のほうが作品的な完成度は遥かに上だったと思うし・・・。だから、この3話を、全てを
賭けてでも、緻密に、作りこんで欲しかったです。ただ、そういった緻密さを、TVアニメ
に要求することは酷だ、ということも理解できます。期間的にも厳しかったでしょうし。

〉非常に同感です。津田さんは自分の目指す所をはっきり抱いている作家さんな
〉ので、大丈夫だろうと思いますが、作品は作家さん御一人の意のままになるもの
〉じゃないようですからね。

でも、最近、第二の終わりどきを逃したな、という気がする(^^;

「カレカノ」という作品で、そこまでやる必要があったのかなあ、というのが最近の連載
の感想で、しかも最近、絵柄が変わってきてるです。もう、全部出尽くして、その上で何
か描くとしたら、ストーリーシステムを一度崩壊させるしか無いですよ。破綻させた上で、
何が描けるのか。

端的に言えば、おそらく有馬の崩壊をどこまで雪野が救えるのか、という緊張が、今後
のストーリーの中核になるのではないですか。しかし、2度目はもう、1巻と同じことを繰
り返すことは出来ませんから、行くところまで行くしかない(まるで、「こどものおもちゃ」で
サナの実の父親を出して、しかも殺さざるを得なかったように)。そしてその上で、その
崩壊をどのように乗り越えることが出来るのか。もしくは、出来ないのか。

・・・僕はちょっと怖いです(^^;

〉とにかく、始まったのですから、今後に期待、したいですが。オープニング映像も
〉まだですしね。(やっぱり、1話は、詰め込みすぎで時間なかったんでしょうかね。
〉個人的にはラストは、雪野の「とりゃー!」で終わってほしかったです。雪野の独
〉白無しで。)

うんうん。僕もそれはすごくそう思います。落とす必要無かったですね(笑)
「とりゃー」で終わっても衝撃的だし、「てへっ」で終わっても笑えるし、このどちらで
も良いのだけど、あれは無いだろう、って。

でも、2話は普通だったです。やっぱり、特に何の感想も無いというか。ソツが無くなって
きたけど、特筆すべき部分も無くなってきた。あと、3話をどうまとめるかで、今後のアニメ
の方向性がはっきりするかな、と思います。でも、現時点ではやっぱり「普通」の枠内を
超えてはいないですね。あー、もったいないよう(^^;

といったところで、それでは。

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Re*7:カレカノ。

記事番号:128
投稿者名:さー
投稿日時:1998/10/16(金) 01:16:13
引用記事:126
こんにちは、っていうか、こんばんわー。ハートブレイカー「さー」ですー。
もぉ、ストレス三昧にみまわれ、デットヒーティングで、多忙にブルーな
まいにちですー。(なんて、自分で言ってるうちは、そうじゃないって。)
はぁ、やっとゆっくりぱそこんに向かえる・・・、でもブルー・・・。
イカン、壊れてるわ、私。

〉#ここんとこ忙しくてちと反応遅れました(^^;

とーんでもないですよ。書込みって、自己満足的な部分もありますけど、
レスがあるとやっぱうれしいですよねー。

〉「書きこみ数は少ないけど、内容は濃い」というのを目指したいと思ってるのです
〉が、なんというか「単に書きこみ数が少ないだけ」にならないようにしないと(^^;

ははは。まぁ、私のように思い付くまま書込んでる薄味なのも許容して
頂いてますし。また、書込み増えますよー。

〉現に、絵コンテや演出は、新人さんを積極的に起用しているみたいですし。

そーなんですか。そのへん疎くてよくわかんないのですが。でも、庵野さんの下でやってる、ってことは、やっぱ、庵野さんに影響受けた人なんでしょうねー。

〉「りりか」の麻生さんは、プロの役者さんだし、「こどちゃ」の小田さんはラジオの
〉DJ。声優としての演技には染まっていないけど、ボイストレーニングなどの基
〉礎は出来ていると。やっぱり、ここまでは出来ていないと、声優さんを違和感
〉なく務めるのは、無理なのかなあ、と思いました。

全く、同感です。

〉「耳をすませば」のお父さん役をやった立花さんなんかは、その素朴なしゃべりが〉実直さを滲ませていて僕は凄く好きなんですが。

あぁ、「トトロ」の(今、変換、「土々呂」って出たよ・・。)の糸井さんも「いい味」で
したね。最近のは、ちょっと、思い当たらないのですが。

〉「赤ずきんチャチャ」の鈴木真仁さんは、最初こそ、すこし役不足
〉か、という感じもしましたが、キャラクターと共に成長して、最後にはキャラクター
〉と一体化してましたし。そういった部分で、今回も、まだまだ成長の余地はある
〉ぞ、と思っています。・・・・・・・・・・・・たぶん(^^;

なつかしいですねー、「きぃみいろ思いー」ですね。最初、鈴木さんの芝居、
「ぼ、棒読み?」って思っちゃいました。今は、とても好きな声優さんですが。
ところで、この「役不足」は、誤用ですよー。「役不足」は、演技者に対して、
役が不足している、つまり、小さすぎるっていう意味ですね、どっちかというと
役者に対するホメ言葉。演劇批評などでは、この意味でしか使われないけど
他の分野ではがんがん誤用が氾濫してますねー。ちょっと、どーにかなんない
のかなー、とちょうど思ってたので、茶々入れちゃいました。
  カレカノは、2話をみて、少し上昇の兆しあり、とみました(雪野役)。

〉1話から3話までを、じっくり作って欲しかった。本当に、カレカノのカレカノ的な
〉部分は3話までに尽きているし、3話のあの部分で終わってても良かった、
〉というか、それのほうが作品的な完成度は遥かに上だったと思うし・・・。
〉だから、この3話を、全てを賭けてでも、緻密に、作りこんで欲しかったです。
〉ただ、そういった緻密さを、TVアニメに要求することは酷だ、ということも理解
〉できます。期間的にも厳しかったでしょうし。

インパクトありましたよね。冒頭3話。
雪野のキャラに自分を重ねた人って多いだろうなー。もう、あそこに、雪野の
魅力と作品の魅力が凝縮してる。あそこを作り込めなかったのなら、アニメ化で
押し出すのはどこなんだろう。

〉でも、最近、第二の終わりどきを逃したな、という気がする(^^;

新登場人物ばっかですね。まぁ、有馬の話が中心でしょうね。十波君も、
からませるのかな。過去の有馬を知ってるし。んー、ちょっと、無理か。
ところで、こどちゃってそんなことになってたんですか。知らなかった。

〉うんうん。僕もそれはすごくそう思います。落とす必要無かったですね(笑)
〉「とりゃー」で終わっても衝撃的だし、「てへっ」で終わっても笑えるし、このどちら
〉でも良いのだけど、あれは無いだろう、って。

ですよね。まぁ、三頭身の雪ちゃんはかわいいけどさぁ。
明日は(もう今日か)3話ですね。・・・私の書込みって、いつも、アニメ前日で
間が悪いなぁ・・・、あ、でも木曜の夜は開放感でついついパソコンに向かっ
ちゃうからなのだわ(ゼミが木曜だからねぇ。)。

ところで、今日はストレスに耐えきれず、心のケアをしようと(笑)
コミックスを買った。(ヒーリング音楽は、OVA「ぼく地球」の、エンディング曲が
イチオシ。)「日向で昼寝」「ストロベリー・チョコレート」「薔薇科少年」
の三冊。ずーっと、落ち着いてから、読みたい、と思っていたのばかり。
これから、読みます!では。

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Re*8:カレカノ。

記事番号:129
投稿者名:くろっくはち (http://www.rr.iij4u.or.jp/~hachi/)
投稿日時:1998/10/24(土) 07:16:29
引用記事:128
こんにちはです。
くろっくはちです。
4話はまだ見てません(汗;)

〉  カレカノは、2話をみて、少し上昇の兆しあり、とみました(雪野役)。

3話を見ると、なんだか、演技というよりも
やはり演出に違和感がありました。
リズム感がわたしとはぜんぜん合わなくって…。
良い作品である、とは思うんですけれどね。

〉インパクトありましたよね。冒頭3話。
〉雪野のキャラに自分を重ねた人って多いだろうなー。もう、あそこに、雪野の
〉魅力と作品の魅力が凝縮してる。あそこを作り込めなかったのなら、アニメ化で
〉押し出すのはどこなんだろう。

カレカノは 1巻まで、もしくは 2巻まで、と考えている人は結構いらっしゃるようですね。
確かに描くものが 1巻とそれ以降では変わってますから。

〉〉でも、最近、第二の終わりどきを逃したな、という気がする(^^;
〉新登場人物ばっかですね。まぁ、有馬の話が中心でしょうね。十波君も、
〉からませるのかな。過去の有馬を知ってるし。んー、ちょっと、無理か。

終わりかた。
よくインタビューでは、津田先生は終わりまで考えてある、という
ようなお話をなさってますから、なにかあるのだろうな、とは思っています。
なにも無くても、卒業なりなんなり、ただ単に区切りを描いて終わるような、
「物語的には決着の着かない終わり」というのも、まあ、あるのかな、
とは思いますけれど。

あと、たてにょんさんの 10/20>
>特に、3話だとゆきのんが有馬を殴るところなんか、
>その前の有馬の語りの部分からして駄目で、場面転換も駄目。

これは、わたしも思いましたですね。
その後、「夢の中へ」の BGMが盛り上がってきて
空気が広がる感じは気に入ったのですが、
基本的に演出に見るところがあまり無いような印象があります。
Webぐるぐるしていると、演出を誉めている人が結構いらっしゃって
ビックリしたりしてますねー。

〉ところで、今日はストレスに耐えきれず、心のケアをしようと(笑)
〉コミックスを買った。(ヒーリング音楽は、OVA「ぼく地球」の、エンディング曲が
〉イチオシ。)「日向で昼寝」「ストロベリー・チョコレート」「薔薇科少年」
〉の三冊。ずーっと、落ち着いてから、読みたい、と思っていたのばかり。
〉これから、読みます!では。

ストレスがタマッテいるときにコミックス、
というのはわたしもよくやります。BGMは PSY・Sとか。
これから「時間屋」を読むところなのでした。ではでは。

# たてにょんさん、http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/every/new.html の
# Last-modified 、ありがとうございますなのです。
# おかげで日記時間更新取得ページがうまく動作出来ましたです。
# GORRYさんからお願いがあったのでしょうか (汗;)

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Re*9:カレカノ。

記事番号:130
投稿者名:たてにょん (http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/)
投稿日時:1998/10/25(日) 03:44:44
引用記事:129
どーも、たてにょんですう。

〉〉  カレカノは、2話をみて、少し上昇の兆しあり、とみました(雪野役)。
〉3話を見ると、なんだか、演技というよりも
〉やはり演出に違和感がありました。
〉リズム感がわたしとはぜんぜん合わなくって…。
〉良い作品である、とは思うんですけれどね。

3話までは、あまり庵野演出っぽくも無かったんですよねえ。なんつーか、
「これってエヴァだよねえ」と言われそうな静止画とか特徴的なデザイン
だけ抜き出してきて、それ以外は全然らしくないというか。

4話は、庵野演出っぽいところが出ていて、僕は庵野さんの演出感覚は
とても好きなので、まあ、前の3話よりは好きになれたと思います。ただ、
「これがカレカノじゃなければ・・・」と考えてしまうのが、原作ファンの悲
しいところ。

〉〉インパクトありましたよね。冒頭3話。
〉〉雪野のキャラに自分を重ねた人って多いだろうなー。もう、あそこに、雪野の
〉〉魅力と作品の魅力が凝縮してる。あそこを作り込めなかったのなら、アニメ化で
〉〉押し出すのはどこなんだろう。
〉カレカノは 1巻まで、もしくは 2巻まで、と考えている人は結構いらっしゃるようですね。
〉確かに描くものが 1巻とそれ以降では変わってますから。

1話から3話(1巻収録分)は、これはこれで1作品として完結してます。4話から7話まで
の4話は、これまた4連作として完結しています。これに2巻巻末の番外編8話を加えた
部分は、作者が話数を数えて事前に完全にプロットを作っている(であろう)ことから、短編
モードの作品であったと言えるでしょう。

それに対して、3巻収録分以降は、長編モードに突入して、作品の呼吸(どこで盛り上げ、
どこで落とすか)のようなものが変わっているんですよね。長編モードの典型的な製作法と
しては、終わりの部分はもう決めていて、しかしその部分に持っていくまでにキャラクターを
自由に泳がせるというものがあります。序盤に大量にキャラクターを投入し、その成り行き
を描く、と。そうすることによって、いくらでも続けることが出来るし、逆にいつ何時でも収束に
向けた展開が出来ます。ということで、もちろん描かれるテーマもおのずと、短編的な作品
の持つものとは変わってきます。

ただ、津田雅美という作家は、とにかく完成度の高い短編(短編連作/短編的手法を使った
中篇も含む)を描ける人で、その完成度があまりにも高かったがゆえに、長編モードに入って
からのクオリティに差が出てしまったということは、あると思います。それに、短編で出発した
物語を長編にするのは、とてつもなく難しいと思いますし。(なぜなら、その短編が成功したの
は、短編自体が完結性の高い、それ自体で非常に面白いものだったわけで、それの続きを
書くというのは、常に蛇足に終わる可能性がつきまといます)

だから、テーマが変わったのも当然だし、1、2巻までという人がいるのも理解できるし、ただ、
3巻以降にもちゃんと根底にあるものはあるし、計算されていないかというとそんなことはない
けど、やっぱり2巻までに比べると、どうしても完成度という面で落ちてしまうのは仕方が無い
のかな、ということでしょうか。

〉終わりかた。
〉よくインタビューでは、津田先生は終わりまで考えてある、という
〉ようなお話をなさってますから、なにかあるのだろうな、とは思っています。
〉なにも無くても、卒業なりなんなり、ただ単に区切りを描いて終わるような、
〉「物語的には決着の着かない終わり」というのも、まあ、あるのかな、
〉とは思いますけれど。

いやー、終わらないとまずいですよ。というか、物語に決着がつかないのであれば、2巻以降は
蛇足になってしまいますから。それに、決着がつくとしても、1巻と同じような終わり方をするなら
ば、やはり蛇足ですね。それに、それが不可能であることは、もう幾度と無く本編で提示されて
ますね(今月号のLaLaにも、それを暗示するシーンがありました)。

そう。有馬の言う「終わらない悪夢」というのは、決して救済されえない、心理システムのような
ものの問題なわけですよ。で、1巻の終わりのように、「救済の繰り返し」を象徴する唯一性とし
ての出会い、としてそれを描くのは、プランとして極めて正しいもので、もしそうしないのであれ
ば、「決して救われないもの」としてしか、それは顕在しないんですよね。本当は、1巻の終わり
でも有馬の心は癒されていない。でも、その繰り返しでしか彼は生きられない。しかし、その
繰り返しを描く必要はない。その意味で、やっぱり1巻の終わり方は秀逸だったですよ。

つまり、もはやその「決して救われないもの、決して満たされることのないもの」を描かなければ
ならなくなったわけで、それはとても興味深いテーマではあるけど、反面、ちゃんと描くのはとて
も難しいわけで、しかも、救われないわけだから、最後に一旦破綻しなければならない。というか
破綻しないんだったら、はっきりいって続けた意味はないわけで。もしカレカノが本当に本当に
名作として完結するとしたら、その先にあるものを、描けたときではないかなとも思うわけです。

それにしても、僕がカレカノという作品に要求している水準はとても高いもので、別にこんなふう
に展開しなくても十分面白くなるだろうし、無難に終わるのだったら別にいくらでも終われると思う
んですが、ただ、とにかく長編になったからには、1巻の終わり以上のラストにならなかったら、そ
れは受け入れたくないなと。とにかく、それだけこの作品が好きなのです。

〉これは、わたしも思いましたですね。
〉その後、「夢の中へ」の BGMが盛り上がってきて
〉空気が広がる感じは気に入ったのですが、
〉基本的に演出に見るところがあまり無いような印象があります。

そうっすね。別に悪いところも無いんだけど、普通ですねえ。

〉Webぐるぐるしていると、演出を誉めている人が結構いらっしゃって
〉ビックリしたりしてますねー。

別に普通であることが悪いわけじゃなくて、原作が面白いわけだから、アニメにしても面白いで
すよね。それは。ただ、アニメとしての演出が面白いか、といわれると、クエスチョンマークが付く
ということで。これはもう、原作ファンの業みたいなもんですから(笑)

〉〉ところで、今日はストレスに耐えきれず、心のケアをしようと(笑)
〉〉コミックスを買った。(ヒーリング音楽は、OVA「ぼく地球」の、エンディング曲が
〉〉イチオシ。)「日向で昼寝」「ストロベリー・チョコレート」「薔薇科少年」
〉〉の三冊。ずーっと、落ち着いてから、読みたい、と思っていたのばかり。
〉〉これから、読みます!では。

えーっと、「ぼく地球」の曲は本当にどれもいいですね。ドラマアルバムも含めて
全部持ってますけど、はずれなしです。

〉# たてにょんさん、http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/every/new.html の
〉# Last-modified 、ありがとうございますなのです。
〉# おかげで日記時間更新取得ページがうまく動作出来ましたです。
〉# GORRYさんからお願いがあったのでしょうか (汗;)

はい(^^)

さて、それでは失礼いたします。んでわ。

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