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交流戦開始

記事番号:999
投稿者名:kita
投稿日時:2005/05/06(金) 23:10:43
神宮は雨で流れたので、BS1・札幌ドームのゲームを見てました。
試合自体は小笠原と金村の守備に尽きます。感じたこといくつか。

その1
交流戦はトーナメントだ、ということ。
他流試合、そのうえたった6試合なので事実上短期決戦。その意味でラッキーボーイは必ず出ます。

その2
観ていて子供に戻れるということ。
いつもは敵の憎い(笑)選手なのに、その枷を外しただけでこんなに魅力いっぱいになるものか。
リーグ戦はどうやっても中学生くらいの邪念が入りますが、今日の試合は十才に戻りました(苦笑)。

その3
観客の「品質」が試されている、ということ。
一言で言えば、相手の素晴らしいプレーをきちんと態度で評価しましょう、ということなのですが…
まあこれは無理でしょう。
  決まった場面で決まった野次を飛ばし、相手をこきおろすこと。
  決まった場面で決まった通りに身体を動かすこと。
  決まった場面で決まった通りにやることで、「一体感」を得ること(だれとの一体感なんだか)。

  プロ野球を見に行くということは、プレーを見ることではなく、自分の鬱屈を発散させること。
つきつめればそれ以外の目的はないのですから、今日の解説者が述べ、アナウンサーが補足した





「交流戦はリーグ戦のような、相手を倒していく野球とは違うものだ」
「相手のプレーを評価する懐の深さを観客が選手に見せることで、選手も観客を信頼するのだ」





そういう方向には絶対いかないでしょう。

なんで断言できるかというと、'80年代に大阪の高校で同級だった奴に軟式野球同好会を立ち上げた
のがいて(その後、部に昇格しインハイの常連になっているらしい)、
そいつは当然、カケフのバッチングフォームを正確に真似できるぐらいの阪神ファンだったのですが、
そいつが「昼間からタテジマ身につけてつるんどる奴らはクズや」と断言(笑)してたからです。
(事実その頃はその通りでしたし、今も阪神ファンの行動様式はプロ野球ファンのエッセンスです)


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たとえば日本のサッカーファンが日本代表を見る目は、暖かくてナイーブでひ弱で、とても世界では
通用しないかもしれない。でもそれは日本以外の国ではあり得ない美しさでもある。

まあそれは、日本でサッカーが日の目を見る位置に立って日が浅い分自由なのであり、
(NHKのスポーツニュースでハンドボールのリーグ戦の結果を流さなくなって随分たつなあ…)
プロ野球ファンは、その歴史と権威をうけいれる(もしくはぶらさがる)ことで
“応援?の楽しみのみを「貪る」ことに特化し、相手のプレーはどうでもよいと黙殺する権利”(笑)
を手にしたのでしょう。きっと。

プレーする側が変わってみせた以上、ボールは球場の観客(特に外野だな)にあるわけで、
それを観客が選手の胸に投げ返せるかどうかで来年の方向は決まってしまうのですが。ま、いいや。


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