クラシック三題。

その１：
ヨーヨー・マがバッハを演ります。
この人が新日の定期で小澤と共演した時、指揮者とはもちろん、オケのチェロ首席奏者とも
（後ろをふりむいて！）ばしばしアイコンタクトを交わしながらやってました。
まさに自由闊達そのもので、生で聴きたいのは山々ですが、
切符がＢクラスの外来オケと同じ値段だし、独奏チェロには大きすぎる会場だし、ねえ…ＦＭでも（もしかしたらＢＳでも）やるだろうし。
でも第１と第５は聴きたい。

サントリーホール（赤坂アークヒルズ内）
11/4(土)  15:30〜第１、第２、第３    19:00〜第４、第５、第６
11/6(月)  同上
15:30、19:00各回   Ｓ席13千円  Ａ席10千円  Ｂ席7千円  Ｃ席4千円
ミュージックプラント：03-3466-2258／サントリーホールチケットセンター：03-3584-9999
※ちなみにＣＤは２枚組、３，５００円前後です。


その２：
アシュケナージが１０月にＮ響を振ります。
今回は純然たる指揮者としての来日です。
もしかしたら空いた日にこっそりピアノを、という淡い期待をもってますが、どうなるか。

その３：
６月１８日のＮＨＫ−ＦＭ『クラシックリクエスト』での会話。
司会Ａ　鈴木大介（ギタリスト）：
　　なんでピアニストって、あんなに長いこと弾いてられるの？
　　ギターには長い曲がないから、わかんないよ。
（私：おいおい、あんたもクラシック畑の人間だろ？）
司会Ｂ　（一瞬の間があって）：
　　たしかに、「あんなに長く弾いていて／じっと聴いてて飽きないのは何故？」とよく聞かれるけど、
　　構成・構築を聴いているからなんですよ。
　　ただムードだけを楽しんでたら、ぜ〜ったい最後まで持ちません！（断言）

誘導尋問にしては緊張感のあるやりとりでしたが（笑）、
たとえばブラームスなんて、音符４つをネタに４０分の交響曲（４番）を書いてしまうのですが、
素材がどう展開されていくか、無意識のうちにたどっているから最後まで聴き通せるんですね。
サティはこれとは全く別の世界に位置する音楽で、ＢＧＭの先取りをやってみた、という風に感じます。
今でいうならナイマンあたりになるのかも。