今回,ちょっとぶっちゃけな話をします。

よく世間では,マンガ家さんたちのことを「○○先生」と呼んでるみたいですが,
私にとっての「先生」は、人に物事を教える立場にある人たちのことだと思ってます。
つまり、「岡野先生」という呼び方は「う〜ん・・・・」となるわけです。

でもでも、この「先生」は尊敬の念をこめたものなんですよね？ね？

ちなみに私は、フツーに「岡野さん」と呼んでます。どうでしょう、みな「さん」？

〉よく世間では,マンガ家さんたちのことを「○○先生」と呼んでるみたいですが,
〉私にとっての「先生」は、人に物事を教える立場にある人たちのことだと思ってます。

　だから「岡野史佳先生」です。いろいろ教わりましたから。

　もっとも『広辞苑』第４版によれば、「先生」とは以下のような場合に用いられる敬称ですの
　で、前述の定義では狭すぎますね。
　　１）先に生まれた人
　　２）学徳のすぐれた人
　　３）学校の教師
　　４）医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称
　　５）他人を、親しみまたはからって呼ぶ称

　私の場合、少女漫画家では岡野史佳先生とわかつきめぐみ先生だけが特別扱いで、他の方は
　「〜さん」にしています。

〉　　１）先に生まれた人
〉　　２）学徳のすぐれた人
〉　　３）学校の教師
〉　　４）医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称
〉　　５）他人を、親しみまたはからって呼ぶ称

話の本筋とは全然関係ないのですが・・・。
（５）に追随して、私のまわりでは、
「他人に頼み事をするときだけ、その人を『先生』と呼ぶ」
という謎な風習がありました。

昔、朝日新聞系の教育雑誌で、先生＝「先ず生きる」とか「先に生まれた」とか自嘲していました・・・

言葉足らずの書き込みになりそうでちとナニですが、
尊敬の対象なのか、一種心理上パートナー的な存在なのか、で変わってくるでしょう。

私は、
・書き手は人になにかを伝えたくて書く
・読み手はそれを自分の手の届く限り取り込んで、書き手に送り返す
どちらが欠けても成立しないのが、書き手と読み手の関係だと思っていますし、
向こうが知らないことをこちらは知っている（お互いそうなのだが）という自負もありますから、
やっぱり「さん」ですね。
ただし。
自分の頭の中を整理し、意図した通り人に伝えられる能力は、才能と努力で身につくものですから、
感想を書かせるべく突き動かした、その感性と力量において「先生」と呼ぶのに抵抗はありません。
（自分ができないことをフツーにできる人は、みな先生）


もうひとつ、
感想を書くに至らない作家さんたちは・・・面倒だから先生に奉っておくか、っつうのは、あります。
向こうとこちらで対話が成立していないわけですから、位置づけのしようがない。