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〉またもや、見事な評論でぐぅの音も出ません。でもちょっとだけフォロー。 〉 〉〉ブルックナーの演奏を「絵画的」と書いたけど、オペラでもそれはかわらず、 〉〉大植の指揮は丁寧で細やかな、お客さんに親切なものでした。 〉〉でも、バイロイトでは通用しないでしょう。イタリアの歌劇場ならばやっていけるかもしれません。 〉歌劇場ではないけれど、バルセロナにも拠点を持つので、ファリャなんてやってもらいたいですね。 〉歌劇は「はかなき人生」と「ペドロ親方の人形芝居」でしたか、そういうのもあったような。 〉 〉〉下手な映画よりも鮮明に場面を想像できる、というのは大植の美点です。 〉〉だから聴いているほうは楽でした。 〉〉字幕なしにもかかわらず、対訳を見る必要をあまり感じないほど。 〉〉ベテラン添乗員が案内するツアーのようなものです。 〉〉しかしそれは「過保護」…手取り足取り、聴き手をガイドする…と表裏一体です。 〉 〉>ここまで物語重視で進んできたところに突然、歌手のテクニック披露が入ってしまうことの違和感 〉>がありました。 〉うーん、そういう鑑賞のしかたはしなかったですねぇ。達人との差を感じます。 〉流れてゆくけれど、ねばねばしないワーグナー、という印象でした。 〉あと指揮の動きが本当に小さくなっています。バイロイトの後完全に変わってしまいました。 〉 〉〉オーケストラの良さが出たのは『ジークフリート牧歌』。 〉〉管楽器のアンサンブルが妙に一体感があってよかったです。これは聞き惚れたなあ… 〉大植英次は室内楽的なものが、意外なことに素晴らしいですね。 〉以前聴いたのだとラヴェルの「マ・メール・ロワ」、R.シュトラウスの「町人貴族」など。 〉また、最後にあった(大管弦楽でしたが)アンコールの「ワルキューレの騎行」と「ジークフリートの葬送行進曲」も良かったですね。 〉 〉ちなみに三重県に聴きに行った「田園」と「運命」も重厚でなく、ノリ良く、という感じでした。
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