以下は状況からの推測だけで書いています。鵜呑みにしないよう。

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日本シリーズ開幕前日の星野進退報道は、正直不愉快であります。
口火を切ったフライデーはアウトローなのでどうでもいいとして、全国紙の報道から考えてみました。


さて、各紙ともスポーツ欄に記事が掲載されたことと思います。
ということは社会部記者ではなく、運動部記者の記事と考えるのが一般的です。

(1)
政治部でも経済部でも、スクープ情報をつかんだ記者と当事者との間で、時により
「この情報を出すのはまだ待って欲しい。そのかわり出す時は君に一番最初に流す」
という一種の協定が成立すると聞いています。
運動部、なかでもプロ野球担当記者と選手の間もそうでしょう。信頼…まではいかないかもしれないけど、
人間関係のルールを守らない記者は、継続的にコメントをとることはできないでしょう。
また、そういう趣旨のコラムは時折スポーツ欄に載ります。

(2)
星野氏とマスコミとの関係は非常に良好です。
当然、情報管理(いつ出すか)の主導権は当事者側にあると考えられます。
また、これを侵せば、以後星野氏からコメントを取ることすらできなくなるでしょう。

(3)
今回はスクープではなく、各紙一斉の報道でした。記事の文言から推察すると、
各紙とも記事を書ける程度の情報は事前に入手していたと読み取れます。

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と考えていくと、
「今書くのはちょっと待ってくれ」と言い続けていた誰かが、言うのをやめたのでしょうね。１６日に。
ストップが解除されれば、各社一斉にスタートです。
実際に情報を管理していた人間がだれであれ、
上記(2)から考えると、「ストップしつづけるのをやめる」行為に当事者の意向が「全く」反映されて
いない、ということは非常に考えにくい。
これ以上は星野氏と彼のファンを侮辱することになります。
しかしオレはもう、星野仙一という５６歳の男を腹の底から信じることは、できない。

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そうまでして勝ちたいか。(誰が？どこが？)

以上、
穴はありますが、根本的に組み立てかたが間違っている箇所があればご指摘ください。
よろしくお願いします。

ひとつ確かなのは、この時期にこのカードを切ったことで、
「星野仙一」というブランドイメージが大幅に向上したこと。
１７日、全国民に「同情、共感」を通してプラスイメージを深く植えつけ、
ブランド構築の総仕上げに成功したからね。
勝っても負けてもこの先のビジネスチャンスが大きく広がったのは確実で、
その面だけみれば最高の情報コントロールだった。
もともとキャラクターはいいもの持ってるし、頭の回転も早いからね。
残る問題はこのブランドをどう使うか、という点だけ。

ここまで見越して仕掛けた人間がいるのなら、そいつは頭いいな(笑)。