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タイトル:10/may paella
投稿者 :Gen Oishi (http://sowhat.magical.gr.jp/)
投稿日時:2003/04/21(月) 02:11:14
引用記事:2287
〉せっかくだから、すげーうまいものを食いに行きましょう。
〉パエリアなんかどうでしょ(爆
スペイン料理でも構わないですよ〜。挑戦は受けてたつです(笑)
ただ、パエジャについては日本で供されるものの方が、日本人の好みにあっているだろ
うと思います。どうしてかというと、コメに対する考え方が違いますから。
スペイン、特に私の住んでいるバレンシアは、米(しかもジャポニカ種)の産地という
こともあって米料理が良く出てきます。が、扱いはイモと同じ。日本で肉じゃがを食べた
とき、少々焦げていたり、水っぽかったりしても怒ることはないと思います。それと同じ
で、米の炊き加減についての許容範囲が日本よりもスペインの方が広いです。
そもそもヨーロッパでは、日本の米にあたる「主食」とか「ソウルフード」という概念
がないです。パンなんて、つけあわせの1つでしかないですからね。パエジャを食べると
き、右手にフォーク、左手にフランスパンの1片を持ち、ほうき+ちりとりの要領でフォ
ークに乗せていくために使っています。
さらに、パエジャの本質は米料理ではないです。具を煮込んでおいしいダシをとり、そ
れを米に吸わせていただこうというものです。「茶碗蒸し」が卵料理ではないのと同じ関
係です(=ダシを卵でとじ、食べやすくした料理)。当地では、米の代わりにショートパ
スタを使う「フィデウ」というパエジャもあるくらいです。
加えて、バレンシア風パエジャは、うさぎ+鶏肉+インゲン豆+カタツムリでダシを取
ります。日本だと魚介類を使うのが普通ですけれど。エビやムール貝といった海産物を使
えば濃いダシが出るので、「海鮮炊き込みご飯」として見たら日本の方がおいしいパエジ
ャを出すだろうと思います。
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