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桜の花びらは、もっとぷっくりしてます。花弁ももっとスッキリしてます…

なんてことはどうでもいいのですが、最後の１ページが欠けると成立しない作品です。
同じ意味で、前ページからこのページの間に起きたであろうエピソードを一コマでも描いてしまうと
インパクトがほぼ失われる話で、逆に言うとその一点に賭けた話作りですね。

俺ぁ「このままでは意義あり!」で切なくもなんともなくて、作者があえて描なかったエピソードを
勝手にでっちあげ、くっつけて読んだのですが、
一方で映画『ソフィーの選択』のように、文字通りもう誰にもどうしようもない状況もありますし…
作者がそこまで織り込んで、あの最終ページなら、納得できます。


大げさに言えば、最後の２ページの間になにを挿入するか(またはしないか)で、読み手の…こういう
言いまわしはバカバカしくてイヤだけど、考えつかないので…人生に対する洞察力が明らかになる、
そんな話と受け取りました。

…まあ、ただ切ないだけの話じゃないよ、ってえことで。単純にそれだけっす。