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タイトル:Re*2:松島のT−2が墜ちた
投稿者 :kita
投稿日時:2000/03/29(水) 00:59:20
引用記事:1186
あああ、みなさん、ごめんなさい。
でも、ある確信をもって、また無断転載です(ええかげん告訴されるぞ)
ここから転載
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hikouki/01.htm
----------------------
えっと、またまた空自の飛行機が落ちてしまいました。今回はT-2ということな
んですが、T-2ってば(自粛)とかいろいろあって大変なんですよね。おまけに
今回はソロフライトに出たばっかりの人だったと言うことで(チェイサー機は何
をしていたんだ)、なんとも不幸としか言い様がありません。ちなみにあの時の
天気は必ずしも良くなかったんで、こういう時にソロに出す隊長とかの判断とか
事後の苦悩とか、心中察せられますね。
ということで今回のネタはソロです。パイロットを志望するものであれば誰でも
夢見るのがソロフライトに出る瞬間で、またパイロットになったものが一生涯忘
れることのない瞬間でもあります。通常、ソロフライトというのは学生が単独で
飛行に出ることをいいます。それまでは必ず教官が同乗していろいろと細かい注
意なり指導なりを加えているのですが、その教官が「こいつは一人で飛んでもい
い」と認めた時に初めて一人で飛ぶことが出来るんです。これにはもちろん想像
以上のプレッシャーがかかります。学生にとってももちろんですが、教官にとっ
てはそれ以上です。なにしろ自分の判断が間違っていれば学生を死なせることに
なってしまいます。従って教官は間違った操作をすることがないか、緊急状態に
なってもパニックに陥ることがないか、最低限の緊急対処が出来るか、そし何よ
りも「基本操作を基本どおりに実行できるか」を総合的に判断して、学生をソロ
フライトに出すことになります。そこに妥協とか温情は有り得ません。厳しいよ
うですが、温情は本人のためにならないからです。そしてソロフライトの資格を
付与しても、今度はいつソロフライトに出すかの判断が入って来ます。この天候
で飛ばせて果たして無事に帰ってくることが出来るか。そこには担当教官と、そ
して飛行隊長の苦悩に満ちた判断と決断が必要になります。もちろん学生はソロ
フライトに出ることができる喜びで頭がいっぱいで、そのようなことを考えたり
はしません。自分がソロフライトに出ることができた意味を知るのはずっと先の
話です。
★空飛ぶかさぢぞう(篠頭典善)
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