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〉ども、たてにょんです。 〉 〉〉kitaです。 〉〉たてにょんさんの書いたものを勝手に抜粋しますと、 〉〉…確かに大自然で体験してしまって「わかってしまう」ことはあると思うのだけど、 〉〉その体験の大きさに比べて伝えたいという「描写」が釣り合っているかというと、 〉〉まだ体験にひきずられているのかなと思います。お話にするためには、一度、徹底的に 〉〉解体しないと、人に伝わる形にはなりにくいので… 〉 〉ちなみに、ぼくが書いたこの部分は「reflexion side b」の、過去のレビューをあさると、 〉改訂前の全文が読めると思います(辞典にするときに、細部を改訂しました)。 〉 〉〉「だから読み手が補ってやらないといけない」などと実のないことは言わなくて 〉〉(それができないから苦労してるんで、大体、簡単にそんなことができるのなら、 〉〉地球上にこんなにうじゃうじゃ人間が存在する必要もない)、別のことを考えていました。 〉〉 〉〉おそらく岡野さんが見たのと重なるシーンが昔NHK「いきもの地球紀行 岩合光昭 〉〉ハワイでクジラを撮るの巻」で流れましたが、時間は3秒もないです。 〉〉私の鳥での経験もそんなものです。これくらいの時間でなにができるかというと、 〉〉はっとして、どきっとして、呆然とする、くらいです。映画でもそうです。 〉〉写真や絵画では、もう少しつっこんだ探り方ができますが、やっぱりこれは 〉〉”止まっていて(切り取られた時間)、勝手に消えてしまわない”からなのでしょう。 〉〉そう思って『海育ちの風』見開きと『きみの海へいこう』クジラの部分を比べてみると、 〉〉後者は流れの一部として描いてるから、どうしても前後を続けて読んでしまうのですね。 〉〉まあこれは単にテクニックの問題なのかもしれませんが、私は「わかってしまった」という体験を 〉〉漫画にするのは難しいんじゃないかと思ってます(音楽を漫画にするのが難しいのと同様)。 〉 〉映像作品(映画やビデオや、アニメとか)は、時間をコントロールする芸術だと思います。 〉そして、マンガや小説には、(基本的には)その要素は存在しません。だけど、小説に比べる 〉と、まんがのコマ割りってのは、テンポをコントロールしようとする努力なんじゃないかと思 〉ってます。そこらへんは、テクニックの問題なんだろうなあ。 〉 〉「わかる」という体験は、とても難しいですが、特別な瞬間です。特別な瞬間をどう描けるか 〉どうか、というのは、「特別な瞬間を描く」ということでは、決して描けないものだと思いま 〉す。それよりも、その作品を通して、いかに特別な瞬間を励起できるか、という事のほうが大 〉事だと思うわけです。個人的に言えば、「フルーツ果汁」や「海育ちの風」にはそれがあった 〉けど、「きみの海」や「宙の約束」にはなかったなあ、と思うわけです。これはもちろん、何 〉を主とするかというものにもかかわっていて、つまり、「ストーリー」からはみ出たものをど 〉れだけ許容するのか、という事にもつながっています。 〉 〉すべての要素が単にストーリーに回収できるだけのものでしかないとしたら、なんか、それは 〉ちょっと寂しいなあと思ったりします。今、市場に求められているものは、そういうものじゃ 〉ないような気がするけれど、読んでいてひっかかりを一つも感じられない作品には、単なる暇 〉つぶし以上の価値を見いだせないなあ。 〉 〉〉ストーリーがある以上、読み手は描き手の設定した時間(テンポ)に乗って読み進むわけで、 〉〉その時間の流れを読み手が強引にコントロールするのは…やってもあまり得るものはないでしょう。 〉〉どちらかといえば、これは絵画や写真が得意とする領分だと思います。 〉〉(漫画でやってもいいけど、それはもはや普通の絵とかわらないと思う。そうなると 〉〉ストーリーが果たして必要なのか、疑問。) 〉〉たとえば、『宙の約束』風見駿次については、漫画をベースにするのではなく、 〉〉まず星野道夫の写真を思い浮かべてから読みかえしていました。 〉〉この人の写真を「孤絶感」と評した人がいましたが、風見駿次にもそれに通じるものがあるからです。 〉 〉マンガにおいて、読み手がコントロールするのは、画面からどういったイメージを 〉膨らませるか、という事だと思います。そこに、より多くの断片を重ねることが出 〉来れば出来るほど、より作品世界を豊かに感じられるというか。 〉 〉〉それではこの手の話は永久にわからないかというと、そういうこともないです。 〉〉締め切りのない宿題だと思って、いつも頭の隅に疑問として置いとけば、いつかめっかるもんです。 〉 〉同感(^^)わからない事をわからないままで、自分の中で熟成できるかどうかというのも、 〉一つのチャレンジだと思います。 〉 〉〉まあでも、岡野さんにはもっと工夫してもらって、再挑戦してもらいたいですね。 〉 〉しばらくは「オリジナル・シン」みたいですけれど、ばんばん短編も描いて 〉欲しいですね〜。 〉 〉〉読み返すと…うーん、いまいちピンボケです。でもいい。もう眠いし(笑)。 〉 〉うーん、僕のも、いまいちまとまらなかった…。同じ論旨でまた書いてみたいです。 〉それでは。
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