こんにちは、はじめまして。おむらよしえといいます。
　たてにょんさんに問い合わせしたところ、まだ投票していいですよ、ということだったので……。

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私の勧める少女マンガランキング・投票用紙
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「絶対おすすめ」（５作品）
・「観用少女」川原由美子（朝日ソノラマ　眠れぬ夜の奇妙な話コミックス）
　一巻よりも二巻の方が面白いと思う。
　読者にキャラクターに対して感情移入をさせにくくしつつ、ストーリーが
「よいお話」だったりする。少女も奇麗。

・「晴天なり。シリーズ」藍川さとる（新書館　ウィングスコミックス）
　はやりっぽい絵柄なのだけれど、登場人物が不器用でそれぞれ悩みつつ
「生きている」という実感がある。作家としてのポリシーも好き。

・「幻影夢想」高屋奈月（白泉社　花とゆめコミックス）
　「正義」VS「悪」という構図を最初に作っておきながら、その構図をあち
らからこちらからと崩していく。「正義」であるはずの主人公が力をふるう
ことに辟易している姿が痛々しい。
　キャラが一人一人よくできていて、バックにそれぞれ物語がある。全体の
物語としてもよく完成したと思います。

・「黄昏時鼎談」わかつきめぐみ（白泉社　ジェッツコミックス）
　短編の名手、わかつきめぐみの短編集です。短いのに何かがふわっとくる
感じ好きです。小説にたとえると、「梶尾真治」だと言われるそうです。
　「So What?」にしようかとも思ったけど、短編のよさを知って欲しいので。

・「夜話」夢路行（集英社　マーガレットコミックス）
　私の好きな、Papa told meに代表される、「ちょっと淋しいけど、暖かい
気持ちを持っている人たち」の話。
　「孤独」の持つ寂しさと心地よさをよくあらわしていると思う。

「かなりおすすめ」（５作品）
・「裸足めぐり」望月花梨（白泉社　花とゆめコミックス）
　中学生の汚さと純粋さと残酷さと美しさとやさしさをかくのがうまい人。
　本当は「純粋培養閲覧図」が一番好きだけれど、「裸足」は毒々しさが
他の巻よりもないので、人に勧めるなら。

・「卒業式」榛野なな恵（集英社　ヤングユーコミックスワイド版）
　「Papa told me」の作者の短編集。
　きぜんとして少しさみしい女の子たちがかっこいい。

・「死と彼女とぼく」川口まどか（講談社　ＫＣサスペンス＆ホラー）
　最初は絵がちょっと苦しいけれど、怖い絵はあるけれど、一番にいいたい
ことはけっして「恐怖」ではなく、「少しでもあたたかいきもちを持てたら」
という願いであるところが、ホラーが怖くて夜に読めない私は好き。

・「恋について語ってみようか」ささだあすか（白泉社　花とゆめコミックス）
　変でありながら自分が「変」であることをすっとうけいれている主人公
が、「恋とはなんぞや？」と「考える」（けっして「感じる」ではない）話。


・「１／２ＦＡＩＲＹ！」岡野史佳（白泉社　花とゆめコミックス）
　「惑星Ａ」が好きなので……。このあたりから、「フルーツ果汁」の最後あ
たりまでがとても好きです。
　「遠く」への切ない思い、まっすぐなまげられないきもち、少女マンガには
よくあるテーマなのですが、岡野史佳さんはかきかたがなんか違う気がします。
一途さかなあ。わくわくするところとか、うまい人だなあと思います。

「おすすめ」（５作品）
・「ロリータの詩集」山中音和（白泉社　花とゆめコミックス）

・「ひみつの階段」紺野キタ（偕成社）
　少女マンガぽくていいかなと。

・「竜の眠る星」清水玲子（白泉社　花とゆめコミックス）
　ラストのために全てがある。

・「水が氷になるとき」西炯子（小学館　PFビッグコミックス？）
　ほもが苦手でも、この一冊は読むことをおすすめする。
　「プロミス」は絶品。

・「OZ」樹なつみ（白泉社　ジェッツコミックス）
　少女マンガSFの傑作。

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　少女マンガだけってけっこうたいへん。