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タイトル:Re*6:カレカノ。(Sorry、長文です。)
投稿者 :たてにょん (http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/)
投稿日時:1998/10/13(火) 03:44:43
引用記事:125
どもこんにちは、たてにょんですう。
#ここんとこ忙しくてちと反応遅れました(^^;
〉こんにちは、さーです。
〉ま、盛り上がってますね。カレカノ。やっぱりこの掲示板だわ。
「書きこみ数は少ないけど、内容は濃い」というのを目指したいと思ってるのです
が、なんというか「単に書きこみ数が少ないだけ」にならないようにしないと(^^;
〉なるほどなるほど。脚本の問題、おおきいですね。
大きいですね。すごく。
〉私が、感じたことは、「プロがプロの仕事をしてくれる、そこにガイナックス作品の
〉魅力があったのに・・・。」ということです。
今回、完成度の高さをあえて下げてでも、チャレンジをしているというのはあると
思います。そういった意味では、演出面での庵野色は、実は薄いのではないかと。
現に、絵コンテや演出は、新人さんを積極的に起用しているみたいですし。
庵野っぽさ、というものも、どーも庵野さん以外のスタッフが、庵野さんの演出を
模倣しているだけ、という気がしますね。僕は。
〉むかーし、正月特別企画みたいので、TV役者、浅野ゆう子と石田純一が
〉「プリティ・ウーマン」の吹き替えをやって、とても聞くにたえないものになってし
〉まったことがあったのだけど、やっぱり、声優、という仕事は非常にプロフェッショ
〉ナルな仕事だと思うんです。まず、声が出なくちゃいけないし、感情の起伏の付
〉け方が、普通の話し方と全く違うし、長いブレスで話さなくちゃいけないし・・・。
声優でない人が声優にチャレンジして成功した作品というと、「ナースエンジェル
りりかSOS」とか「こどものおもちゃ」とかが、まず挙げられると思うのですけども
(ああ、どちらも大地作品だ・・・)、これらは、声優さんではないけども、声のプロの
方だったんですよね。「りりか」の麻生さんは、プロの役者さんだし、「こどちゃ」の
小田さんはラジオのDJ。声優としての演技には染まっていないけど、ボイストレー
ニングなどの基礎は出来ていると。
やっぱり、ここまでは出来ていないと、声優さんを違和感なく務めるのは、無理な
のかなあ、と思いました。
〉舞台が出来る役者さんならともかく、素人の人には荷が勝ちすぎる。完成度の
〉高いといわれるジブリ作品でも、声優か、実力派の役者以外がメインを務めた
〉作品は、やはり、完成度は低くなっていると感じます。(と、言うか、ジブリの今の
〉地位を築いた作品は、やはり実力派の声優、役者が演じてますよね。作品の質
〉が話題になってから、TVというマスメディアで活躍している人を起用して、作品
〉の質と引き換えに、新規客層の開拓を狙ったようにかんじてしまう。・・・なんて
〉言ったら、反論あるかな。)
「耳をすませば」のお父さん役をやった立花さんなんかは、その素朴なしゃべりが、
実直さを滲ませていて僕は凄く好きなんですが。きっと、ジブリはそういった効果を
どのキャラクターにおいても狙っているのだと思います。
今の声優さんは、一つの声しか出来ない声優さんが多いけど、かといって声優さん
以外で声の仕事を出来る方は、限られているし、名声を得ている役者さんは、声を
出すという基本的な部分には問題が無いですから。
ただ、かといってキャラクターに合っているかというと、それはそれで別問題ですけ
どね。それでも、やっぱりアニメっぽくない演技がポピュラリティの獲得に一役買った
ことは確かなことと思われます。
〉 今回も、役者の力不足が作品の完成度に大きな影響を与えていると感じます。
でもまあ、成長していくにしたがって独自の色を作品によって獲得していく、という
例もありますから。「赤ずきんチャチャ」の鈴木真仁さんは、最初こそ、すこし役不足
か、という感じもしましたが、キャラクターと共に成長して、最後にはキャラクターと
一体化してましたし。そういった部分で、今回も、まだまだ成長の余地はあるぞ、と
思っています。・・・・・・・・・・・・たぶん(^^;
〉どうでしょう。私も、確信犯とはとらえがたいです。
演技よりも声質を重視したということでしょう。確信犯だと思いますが、ちょっと考えが
浅かったことは確かなように思われます。
〉〉ただ、ただ、カレカノなんだよなぁ(^^;
〉そうなんですよーーー。それなんですよ・・。あの作品は「実験」や「冒険」に使っ
〉ては欲しくなかった・・・。安売りしすぎだぞ、白泉社!みたいな。・・・ふぅ。ほんっ
〉と、いい作品なのに・・・。わかってないなぁ。
1話から3話までを、じっくり作って欲しかった。本当に、カレカノのカレカノ的な部分
は3話までに尽きているし、3話のあの部分で終わってても良かった、というか、それ
のほうが作品的な完成度は遥かに上だったと思うし・・・。だから、この3話を、全てを
賭けてでも、緻密に、作りこんで欲しかったです。ただ、そういった緻密さを、TVアニメ
に要求することは酷だ、ということも理解できます。期間的にも厳しかったでしょうし。
〉非常に同感です。津田さんは自分の目指す所をはっきり抱いている作家さんな
〉ので、大丈夫だろうと思いますが、作品は作家さん御一人の意のままになるもの
〉じゃないようですからね。
でも、最近、第二の終わりどきを逃したな、という気がする(^^;
「カレカノ」という作品で、そこまでやる必要があったのかなあ、というのが最近の連載
の感想で、しかも最近、絵柄が変わってきてるです。もう、全部出尽くして、その上で何
か描くとしたら、ストーリーシステムを一度崩壊させるしか無いですよ。破綻させた上で、
何が描けるのか。
端的に言えば、おそらく有馬の崩壊をどこまで雪野が救えるのか、という緊張が、今後
のストーリーの中核になるのではないですか。しかし、2度目はもう、1巻と同じことを繰
り返すことは出来ませんから、行くところまで行くしかない(まるで、「こどものおもちゃ」で
サナの実の父親を出して、しかも殺さざるを得なかったように)。そしてその上で、その
崩壊をどのように乗り越えることが出来るのか。もしくは、出来ないのか。
・・・僕はちょっと怖いです(^^;
〉とにかく、始まったのですから、今後に期待、したいですが。オープニング映像も
〉まだですしね。(やっぱり、1話は、詰め込みすぎで時間なかったんでしょうかね。
〉個人的にはラストは、雪野の「とりゃー!」で終わってほしかったです。雪野の独
〉白無しで。)
うんうん。僕もそれはすごくそう思います。落とす必要無かったですね(笑)
「とりゃー」で終わっても衝撃的だし、「てへっ」で終わっても笑えるし、このどちらで
も良いのだけど、あれは無いだろう、って。
でも、2話は普通だったです。やっぱり、特に何の感想も無いというか。ソツが無くなって
きたけど、特筆すべき部分も無くなってきた。あと、3話をどうまとめるかで、今後のアニメ
の方向性がはっきりするかな、と思います。でも、現時点ではやっぱり「普通」の枠内を
超えてはいないですね。あー、もったいないよう(^^;
といったところで、それでは。
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