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南海奇皇ドラマCD買いました
記事番号:20
投稿者名:かいまー
投稿日時:1999/10/27(水) 18:54:48
はじめて書き込みいたします。
こいつは久々に購入したドラマCDでありました。(全部で10枚も持ってない)
あまりこういうCDは聴かないのですが、「ねおらんぐあ」には大笑い。
どこかウェブ上で話題になってないかとウロウロしておりましたところ、
こちらの日記にて記事をみつけました。我が意を得たりとネタを振らせて頂きます。
劇中劇の手法が個人的に目新しかったです。基本的に声優さんを主体に話
を進めながらも主役3人娘の性格設定はネオランガ本編のまま。そこへ
ツッコミ役として上田氏と川澄氏を配置。この構造が徹底しているところ
が数多あるワルノリ系ドラマとは一線を画しているのではないかしらん。
(他のを知らないから憶測で語っております)
最初、ギャグ調で始まったのに(上田氏の喋りが絶品!)魅波のシリアス話
と何か違う「ゆうひちゃん」ラブコメ話。どうなることかと思っていたら、
実はこれがギャグのネタだったとは……
しかもたてにょんさんが指摘しているように、これらのストーリーが本編を補完
するつくりになっているのが、さらに奥深い。
同じツッコミが繰り返し入るところがコントの基本を踏襲していて素敵です。
とにかくギャグにリズムがあるのがいいなぁ。台本もさることながら、声優
さん達の底力を見たように思いました。たてにょんさんのおっしゃる「ねおらんぐあ
傑作説」を強く支持するものであります。
ではでは。
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Re:南海奇皇ドラマCD買いました
記事番号:21
投稿者名:たてにょん (http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/every/)
投稿日時:1999/10/28(木) 02:34:39
引用記事:20
どうもこんにちは、たてにょん@reflexion side b です。
〉はじめて書き込みいたします。
はじめまして(^^)
〉こいつは久々に購入したドラマCDでありました。(全部で10枚も持ってない)
〉あまりこういうCDは聴かないのですが、「ねおらんぐあ」には大笑い。
〉どこかウェブ上で話題になってないかとウロウロしておりましたところ、
〉こちらの日記にて記事をみつけました。我が意を得たりとネタを振らせて頂きます。
おおう。よもや「ねおらんぐぁ」に対してつっこみが来る日が来ようとは(嬉)
ネオランガ関係って、すごく面白い(部分もある)のに、いまいちその真価が
万人に知れ渡ってないのでとてもくやしかったんですが、やっぱり違いが、分
かる人には分かるってことなのかな、ふふ(←をい)
〉劇中劇の手法が個人的に目新しかったです。基本的に声優さんを主体に話
〉を進めながらも主役3人娘の性格設定はネオランガ本編のまま。そこへ
〉ツッコミ役として上田氏と川澄氏を配置。この構造が徹底しているところ
〉が数多あるワルノリ系ドラマとは一線を画しているのではないかしらん。
〉(他のを知らないから憶測で語っております)
同感同感。僕もそんなにドラマCDを聴くほうじゃないんですが、マイナー
な分マニアックにつっぱしったものか、もしくは単なる商品という感じで、
ドラマCDという位置付けを利用した挑戦的な姿勢の作品ってのはあまり無
いような気がしていたんですよね。「ねおらんぐあ」は、その辺、非常に挑
戦的な作品だと思っています。
〉最初、ギャグ調で始まったのに(上田氏の喋りが絶品!)魅波のシリアス話
〉と何か違う「ゆうひちゃん」ラブコメ話。どうなることかと思っていたら、
〉実はこれがギャグのネタだったとは……
〉しかもたてにょんさんが指摘しているように、これらのストーリーが本編を補完
〉するつくりになっているのが、さらに奥深い。
さらに、「(声優が自分の役の脚本を書くとかの)メタ的な枠組みを作品内に
持ちこむ」というドラマCDのやり方自体が、ネオランガに持ちこまれたメタ
的枠組みを象徴しているような感じになっていて、この重層的な構造は本当、
よく考えられていると思います。
〉同じツッコミが繰り返し入るところがコントの基本を踏襲していて素敵です。
〉とにかくギャグにリズムがあるのがいいなぁ。台本もさることながら、声優
〉さん達の底力を見たように思いました。
そうそう。奥深いだけじゃなくって、「繰り返しはギャグの基本」をきちんと
実践している會川氏の脚本はギャグ的にも本当に面白いし、声優さんの演技も
素晴らしいんですよねー。上田氏のトボけた味、住友さんの演じ分け、みやむー
のハイテンション、仙台エリさんのみずみずしさ、どれも絶品。
〉たてにょんさんのおっしゃる「ねおらんぐあ
〉傑作説」を強く支持するものであります。
いやー、支持して下さる人がいて嬉しいなあ。いまいち正当な評価が得られて
いない「ねおらんぐあ」及び「ネオランガ」周辺について、(僕がいくら書い
ても大して影響力なんて無いんですが)今後も継続的に支持しアピールしてい
きたいと思います(番組は終わっちゃったけど)。
書きこみありがとうございました。
また来てくださいね(^^)
それでは。
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Re*2:南海奇皇ドラマCD買いました
記事番号:22
投稿者名:かいまー
投稿日時:1999/10/29(金) 21:55:06
引用記事:21
ども。かいまーです。お返事ありがとうございます。
〉おおう。よもや「ねおらんぐぁ」に対してつっこみが来る日が来ようとは(嬉)
〉ネオランガ関係って、すごく面白い(部分もある)のに、いまいちその真価が
〉万人に知れ渡ってないのでとてもくやしかったんですが、やっぱり違いが、分
〉かる人には分かるってことなのかな、ふふ(←をい)
あー。
私、主題歌からネオランガに入ったんですよね。ハイ島邦明氏関連で。んで作品
に興味が出てきたからセカンドシーズンから見始めたという半端者です。(汗)
ただ「ねおらんぐあ」で脳天に衝撃走ったんでとち狂っているというわけで。
〉ドラマCDという位置付けを利用した挑戦的な姿勢の作品ってのはあまり無
〉いような気がしていたんですよね。「ねおらんぐあ」は、その辺、非常に挑
〉戦的な作品だと思っています。
挑戦的というか意欲作というか。
現場のことは分かりませんが、いろんな記事の端々から漏れ聞こえてくるあたり
から類推すると、こういうマルチメディア展開商品はかなり予算が限られている
のではないかと。それゆえに脚本にカネをかけられなかったのではないかしらん。
「ねおらんぐあ」がここまでのレベルに達したのは、会社からかなり予算が降りた
のか、あるいは脚本家氏が採算度外視で趣味に走ったからだと邪推いたします。
劇中2回も「ポニーキャニオン」が出てくるのは宣伝? 皮肉? (^^;)
〉さらに、「(声優が自分の役の脚本を書くとかの)メタ的な枠組みを作品内に
〉持ちこむ」というドラマCDのやり方自体が、ネオランガに持ちこまれたメタ
〉的枠組みを象徴しているような感じになっていて、この重層的な構造は本当、
〉よく考えられていると思います。
ですね。これが本作の一番重要なポイントだと思います。ネオランガ本編でも、
キャラクター達の話す言葉の裏には會川氏の思想が強く感じられ(そこらへんで
視聴者の好き嫌いが別れたのかも)、ときに「演技をしているキャラクター」的
不自然な印象が表出していたように思います。故意か偶然かはともかく、それが
ネオランガという作品の一つの特徴だったわけで。
んでこのドラマCDではさらに一歩視点を下げて、声優さん、台本で性格付けさ
れた声優さん、ドラマの演技をする声優さん、そしてドラマのキャラクター、
これら4者のイメージをキャラクターに同時に付与させておりますね。
この演出における効果っていうのはいいことずくめのように思います。キャラ
立場を瞬時にシフトさせることによる意識のズレを利用したギャグは新鮮で、
大変有効に機能していました。(めいきんぐ・おぶ・ゆうひちゃん、とか)
あと聞いていてストレスを感じないで楽しめるのが大きなアドバンテージです。
冒頭声優さんの視点から入り、芝居をするという手順を踏んでハイテンション
に移行するっていう形は、一人で聞いてても物語に簡単に没入できるんですね。
従来のCDドラマだと置いてきぼりってパターンは結構多かったんですよ、個
人的に。
あるいはこの手法が業界スタンダードになる可能性もあるわけで、そういう
意図をもってこの脚本を書いたんだったら、確かに挑戦的かもしれませんね。
〉そうそう。奥深いだけじゃなくって、「繰り返しはギャグの基本」をきちんと
〉実践している會川氏の脚本はギャグ的にも本当に面白いし、声優さんの演技も
〉素晴らしいんですよねー。上田氏のトボけた味、住友さんの演じ分け、みやむー
〉のハイテンション、仙台エリさんのみずみずしさ、どれも絶品。
まさに絶品と呼ぶほかありません。この作品を聞いていて笑ってしまうポイント
は大別して3種類あって、一つはボソッとした声で挿入されるツッコミ、そして
大仰な演技で煽るハイテンション型、それから練り上げられたコント(これはテ
ンションでいうと中間くらい)であろう、と。
#この3者が代わる代わる現れるので一本調子になっていないのが構成の妙。
#これもストレスをためない一つの理由になっています。
ハイテンション系の笑いは従来のCDドラマでもよくあったので目新しさは無い
のですが、コントの笑い――例えばジョエルの顔を揶揄する繰り返しギャグ――
は會川氏(=三陽氏?)の努力無くしては存在しなかったわけだし(だって計算
する笑いって簡単にシナリオ書けるもんじゃありません)、ボソッというツッコ
ミも声優さん同士の阿吽の呼吸無くしてはしらけるだけです。まさに声優さんと
脚本家らスタッフの間に最高の空気が存在していたことを窺わせる出来でした。
〉いやー、支持して下さる人がいて嬉しいなあ。いまいち正当な評価が得られて
〉いない「ねおらんぐあ」及び「ネオランガ」周辺について、(僕がいくら書い
〉ても大して影響力なんて無いんですが)今後も継続的に支持しアピールしてい
〉きたいと思います(番組は終わっちゃったけど)。
応援してますです。私ももっと宣伝したいけど、ホームページ持ってないので
アニメ系の掲示板を使うしか無いんです。これって結構気を遣うんですよね。(^^;)
でも売れて欲しいしなー、地道に販促活動に勤しみたいと思います。
長くなって申しわけありません。もっと短い方がよろしければそうおっしゃって
下さいませ。m(_ _)m
ではでは。
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Re*3:南海奇皇ドラマCD買いました
記事番号:23
投稿者名:たてにょん (http://www.sfc.keio.ac.jp/~lapis/every/)
投稿日時:1999/11/06(土) 03:51:17
引用記事:22
どうもこんにちは、修論が進まないたてにょんです。
〉私、主題歌からネオランガに入ったんですよね。ハイ島邦明氏関連で。んで作品
〉に興味が出てきたからセカンドシーズンから見始めたという半端者です。(汗)
それが一番幸せな見方という話もありますので、いいのではないでしょうか(笑)
〉挑戦的というか意欲作というか。
ですよね。
〉現場のことは分かりませんが、いろんな記事の端々から漏れ聞こえてくるあたり
〉から類推すると、こういうマルチメディア展開商品はかなり予算が限られている
〉のではないかと。それゆえに脚本にカネをかけられなかったのではないかしらん。
〉「ねおらんぐあ」がここまでのレベルに達したのは、会社からかなり予算が降りた
〉のか、あるいは脚本家氏が採算度外視で趣味に走ったからだと邪推いたします。
〉劇中2回も「ポニーキャニオン」が出てくるのは宣伝? 皮肉? (^^;)
やっぱり、脚本家に作家としての意地というかプライドみたいなものがあったの
かなあと僕は認識しています。
〉んでこのドラマCDではさらに一歩視点を下げて、声優さん、台本で性格付けさ
〉れた声優さん、ドラマの演技をする声優さん、そしてドラマのキャラクター、
〉これら4者のイメージをキャラクターに同時に付与させておりますね。
〉
〉この演出における効果っていうのはいいことずくめのように思います。キャラ
〉立場を瞬時にシフトさせることによる意識のズレを利用したギャグは新鮮で、
〉大変有効に機能していました。(めいきんぐ・おぶ・ゆうひちゃん、とか)
そうですね。「ネオランガ」で不可避的にあらわれてしまった構図を見事に
一つの形として定着されることができましたからねー。
〉あと聞いていてストレスを感じないで楽しめるのが大きなアドバンテージです。
〉冒頭声優さんの視点から入り、芝居をするという手順を踏んでハイテンション
〉に移行するっていう形は、一人で聞いてても物語に簡単に没入できるんですね。
〉従来のCDドラマだと置いてきぼりってパターンは結構多かったんですよ、個
〉人的に。
同感です。置いてきぼりにならない時はいいんですが、ノリを共有できないと
厳しいんですよね。
〉でも売れて欲しいしなー、地道に販促活動に勤しみたいと思います。
ですね。ぼくも地道にアピールしていきたいです(^^;
とりあえず、暇になったらネオランガのコーナーでも作ろうかなー
〉長くなって申しわけありません。もっと短い方がよろしければそうおっしゃって
〉下さいませ。m(_ _)m
いえいえ。あまり掲示板にはお返事出来てないでご迷惑をおかけしていま
すが、長い分にはいくらでもOKですので、また書き込んでくださいね(^^)
#メールの方が100倍くらい返事が早いという話も(^^;
それでは〜。
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