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Re:責任というか(ネタバレあり)
記事番号:84
投稿者名:たてにょん (http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~tateno/every/)
投稿日時:2000/04/01(土) 17:51:55
引用記事:83
たてにょんです。考え中なんですが、とりあえず手短に。
記憶すること、過去と対話すること、そうすることしか出来ない。
僕はこの意見に同意します。しかし同時に、記憶は抑圧されるもの
であることも知っています。僕は、「記憶と対話」という倫理をと
った場合、リヴァイアスの多くの人々は、とても生きていけなかっ
たのではないだろうかと思ったりもします。
というわけで、kitaさんの意見にはほぼ全面同意なのですが、それ
を26話という形では描けなかったような気がします。CDドラマ
に期待、なのかなぁ。
それと、彼らの最後の行動を規定していたのは、「25話までの展
開」であるようにみえます。が、彼らがリヴァイアスに乗り込んだ
のはそういう事とはほとんど関係なしに、僕には「遠い未来に人類
は滅亡する、しかし自分たちが生きている間には関係ない」という
状態で「私たちが何をすべきか」という所にあると思っています。
25話までで「過去と私たちの行動」に対する倫理は語り終わって
いて、26話では別の「未来と私たちの行動」に対する倫理が語ら
れていたような気がするんですよね。
25話まででも、なぜ彼らがリヴァイアスに乗っているのか、とい
う部分を説明するために少しだけ語られていた「ゲドゥルドによる
地球の滅亡」という話題ですが、26話ではそれが前面に出てきて
いますし、彼らはこの問題を提示されなければリヴァイアスには乗
っていなかったと思うし。厳密でも充分でもないですが、少なくと
もそういうことを問題にしていたと思うんですよね。
一つは、そういう問題を無理矢理語る必要はなかった、ってのもあ
るし、もう一つは、その問題がどういうふうに考えることが出来る
のか、ってのもあるので、もーちっと考える必要あり、かなぁ。
とにかく、リヴァイアスは全体的にみれば色々アラが目に付くけれ
ど、作品の射程自体はかなりのものだったと思うんですよね。「ア
ラ」の部分はkitaさんがだいたい語ってくださったので、今後僕は
「可能性がどのへんにあったのか」という部分に関してもーちっと
考えていきたいと思います。
それでは。
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